“鉄拳制裁”の読み方と例文
読み方割合
てっけんせいさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんな奴にかかっては鉄拳制裁てっけんせいさいでなくっちゃ利かないと、こぶだらけのうでをまくってみせた。おれはついでだから、君の腕は強そうだな柔術じゅうじゅつでもやるかと聞いてみた。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ある日の放課後、クラスの者たち全部からとりまかれ、点取虫のくせに生意気やぞと鉄拳制裁てっけんせいさいをされた。三十人ほど相手に奮闘したが、結局無暴だった。鼻血をふきだしながら白い眼をむいていた。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)