“じやくくわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弱冠50.0%
若冠50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔評〕南洲弱冠じやくくわんの時、藤田東湖ふじたとうこえつす、東湖は重瞳子ちやうどうし躯幹くかん魁傑くわいけつにして、黄麻わうま外套ぐわいとう朱室しゆざや長劒ちやうけんして南洲をむかふ。南洲一見して瞿然くぜんたり。乃ち室内に入る、一大白をぞくしてさけすゝめらる。
若冠じやくくわん二十五歳の美男ですが、豫々武藝學問にもたしなみ淺からぬ聞えがあり、拔擢されて近々に境奉行となり、祖先に因縁のある佐渡守に任官するといふ内意をさへ受けて居たのです。