“しんぷく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心服50.0%
心腹30.0%
振幅10.0%
震幅10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはきたる観世音菩薩かんぜおんぼさつに仕えるのである、供養くようするのであるという観念をもって心服しんぷくして居りますから、兵隊は沢山らない訳です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「県の押司おうしで、じつはこの晁蓋とは、義兄弟といってよいほど、日ごろ、心腹しんぷくよしみを結んでいた人です」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つまり彼は、極限の本心から極限のべつな本心へと、変っていた。その振幅しんぷくにうその意識はないのである。両面、どっちも一つ尊氏だった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一撫で撫でたのが、余りのスピードで、震幅しんぷくだけの平面のように見えたのだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)