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しろもも
ふりがな文庫
“しろもも”の漢字の書き方と例文
語句
割合
白桃
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白桃
(逆引き)
四
条
(
じょう
)
五
条
(
じょう
)
へ花売りにでる
大原女
(
おはらめ
)
が、散りこぼしていったのであろう、道のところどころに、
連翹
(
れんぎょう
)
の花や、
白桃
(
しろもも
)
の
小枝
(
こえだ
)
が、
牛車
(
ぎゅうしゃ
)
のわだちにもひかれずに、おちている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(
白桃
(
しろもも
)
の花だと思います。)とふと心付いて何の気もなしにいうと、顔が合うた。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
柳と柳の間に
的皪
(
てきれき
)
と光るのは
白桃
(
しろもも
)
らしい。とんかたんと
機
(
はた
)
を織る音が聞える。とんかたんの
絶間
(
たえま
)
から女の
唄
(
うた
)
が、はああい、いようう——と水の上まで響く。何を唄うのやらいっこう分らぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
どこぞで
白桃
(
しろもも
)
の花が流れるのをご覧になったら、私の体が谷川に沈んで、ちぎれちぎれになったことと思え、といって
悄
(
しお
)
れながら、なお
深切
(
しんせつ
)
に、道はただこの谷川の流れに沿うて行きさえすれば
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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