“しりぱしょり”の漢字の書き方と例文
語句割合
尻端折100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのかたわら尻端折しりぱしょりの男一人片手を上げて網船賑ふ河面かわづらかたを指さしたるは、静に曇りし初夏の空に時鳥ほととぎすの一声鳴過なきすぎたるにはあらざるか。時節はいよいよ夏のさかりとなれり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
と口をとんがらかしたも道理こそ。此方このほうづれのていは、と見ると、私が尻端折しりぱしょりで、下駄を持った。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)