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しゅらどう
ふりがな文庫
“しゅらどう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
修羅道
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
修羅道
(逆引き)
四海波静かにて、波も動かぬ時津風、枝を鳴らさぬ
御代
(
みよ
)
なれや、と勿体ない、祝言の
小謡
(
こうたい
)
を、
聞噛
(
ききかじ
)
りに
謳
(
うた
)
う下から、勝負!とそれ、
銭
(
おあし
)
の
取遣
(
とりや
)
り。板子の下が地獄なら、上も
修羅道
(
しゅらどう
)
でござります。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そして当然、かれも持つ本能の
相
(
すがた
)
のまま、なやみ、もがき、猛り泣いて、かかる人間宿命を、一
箇
(
こ
)
の
剣
(
けん
)
に
具象
(
ぐしょう
)
し、その
修羅道
(
しゅらどう
)
から救われるべき「道」をさがし求めた生命の記録が彼であったのだ。
宮本武蔵:01 序、はしがき
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「したが登子、それだけの覚悟で添うには、なお足らぬこの男かもしれぬぞ。古来、弓矢の
修羅道
(
しゅらどう
)
では、伯父
甥
(
おい
)
にして、敵とよびあい、兄弟父子の間ですら、ぜひなく
裂
(
さ
)
かれて、敵味方の陣にわかれることもある」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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