“しゅてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
主典33.3%
酒店33.3%
酒顛33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アルプスのモン・ブランにもなく、シエラ・ネヴァダのマウント・ホイットニイにも見られない町である。浅間神社の主典しゅてん、富士武雄氏の好意ある接待に預かり、絵ハガキや案内記を頂戴する。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
これをもって毎歳必ず五十日あり。この日や、縉紳しんしん先生より開化処士、青年書生に至るまで、柳をとぶらい、花をたずぬるの期となせり。ゆえに妓楼ぎろう酒店しゅてんにありては、いにしえのいわゆる門日もんび物日ものびに比す。
日曜日之説 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
むかし大江山の酒顛しゅてん童子が海から上陸あがって来たところだという伝説があるので——それと彼とがむすびつけられたものらしい。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)