“しゅくぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宿坊57.1%
夙望14.3%
宿房14.3%
宿望14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私は濡れても天日てんぴで干すわさ。いや、またまこと困れば、天神様の神官殿別懇かんぬしどのべっこんじゃ、宿坊しゅくぼうで借りて行く……南無妙、」
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
万一多少の故障があったからッてこれがために多年の夙望しゅくぼう思留おもいとどまりそうもなし、折角意気の旺盛おうせいなる目出たい門出に曇影を与うるでもないと思って、多少は遠廻しに匂わして見たが
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「中堂の宿房しゅくぼうにいる性善坊というのは、おまえか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十有余年じゅうゆうよねん崇拝する、都の文学者某君なにがしぎみもとへ、宿望しゅくぼうの入門がかなつて、其のために急いで上京する次第は、何故なぜか、天機てんきらすと云ふやうにも思はれるし、又余り縁遠えんどお
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)