“しゅうけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遒勁75.0%
修禊25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隆古には殊に傾倒していたと見えて、隆古の筆意は晩年の作にまで現れていた。いわゆる浅草絵の奔放遒勁しゅうけいなる筆力は椿年よりはむしろ隆古から得たのであろう。
そしていて、浮腫ふしゅのようにぶくぶくしていず、遒勁しゅうけいともうべき響だということである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
正徳せいとく十五年七峯が蘭亭らんていいにしえのように修禊しゅうけいの会をした時は、唐六如とうりくじょが図をつくり、兼ねて長歌を題した位で、孫氏は単に大富豪だったばっかりでなかったのである。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
嘉永六年癸丑きちゅう三月三日に横山湖山、鷲津毅堂の二人が羽倉簡堂はくらかんどうに招かれて、その邸に催された蘭亭修禊しゅうけいの詩筵に赴いた。簡堂の邸は下谷御徒町藤堂家の裏門前にあった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)