“しゅうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
終焉94.9%
愁艶1.7%
衆怨1.7%
讐怨1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、氷の曠原こうげんを踏んで猟虎入江ホプローバヤいりえを過ぎ、コマンドル川の上流に達したとき、その河口に、ベーリングの終焉しゅうえん地があるのを知った。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
なんたる愁艶しゅうえんであろう。蘭花に似たまぶたは、ふかい睫毛まつげをふせておののきながら曹操の心を疑っている。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、若くして美しかった楡葉にれはは、亡夫の讐怨しゅうえんを子の討ちはらしてくれた報告を聞いてから幾年いくとせもなく、病の床について世を去った。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)