“しゃちほこだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鯱鉾立80.0%
鯱鋒立20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鯱鉾立しゃちほこだちをしても吾妻屋永左衛門に及ぶ筈もなく、それを知りつくしているだけに、泥んこの中に引っくり返った永左衛門、急に自信を取戻して来ました。
大芳棟梁も矢張やはりこの名人上手のうちに数えらるゝ人ですから、何うも一風流変っておりますが、仕事にかけたらんな大工さんが鯱鉾立しゃちほこだちして張り合ってもかないません。
けれども斯うおいでになるとは思掛けなかった。それでだんだん談話はなしうまくなって来たと喜びながら、乃公は庭で鯱鋒立しゃちほこだちをしていた。すると其処へポチが馳けて来て乃公の頭をめた。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)