“しくんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四君子54.5%
士君子45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本画においてはじめに四君子しくんしさえよくおぼえ込んだらのちのあらゆる絵画にはその手法が織り込まれているから容易たやすいというのと同じで、笑う序、破、急、怒る序、破、急、くさる序、破
悦子は学校から帰って来ると、毎年お花見の時より外にはめったに着ることのない和服を着て、足に合わない大ぶりの足袋たび穿いて、観世水かんぜみず四君子しくんしの花丸の模様のある山村流の扇をかざして
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
法に従って彼らをばっせんか、おしむらくは彼らの中には有名の士君子しくんしが多く、かつこれらの人はごろ社会百般の事柄に力を尽し、世間の信用と敬愛とを受けている。法に従い罰するにしのびぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
但しこれは非常に甘美なもので、高級な士君子しくんしのものではない。