“しおじり”の漢字の書き方と例文
語句割合
塩尻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狐の書という話も例は多いが、『塩尻しおじり』(帝国書院本)の巻六十八および七十五にも、これと半分ほど似た記事がある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是より最後のたのしみは奈良じゃと急ぎ登り行く碓氷峠うすいとうげの冬最中もなか、雪たけありてすそ寒き浅間あさま下ろしのはげしきにめげずおくせず、名に高き和田わだ塩尻しおじり藁沓わらぐつの底に踏みにじ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
御存じの通り、この線の汽車は塩尻しおじりから分岐点のりかえで、東京から上松へ行くものが松本で泊まったのは妙である。もっとも、松本へ用があって立ち寄ったのだと言えば、それまででざっと済む。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)