“さんぼくきかしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句 | 割合 |
散木奇謌集 | 50.0% |
散木奇歌集 | 25.0% |
散木弃歌集 | 25.0% |
こんなついででもないとその記録も
遺し得られぬから、退屈
凌ぎにその例を並べて見ると、古い所では『
蜻蛉日記』にクツクツボウシ、『
散木奇謌集』にはウツクシヨシと鳴くとある。
ずっと前に源
俊頼の『
散木奇歌集』九に、内わたりに夜更けてあるきけるに、
形よしといわれける人の打ち解けてしとしけるを聞きて
咳きをしたりければ恥じて入りにけり
余の初め歌を論ずる、ある人余に勧めて
俊頼集、
文雄集、
曙覧集を見よという。それかくいうは三家の集が尋常歌集に異なるところあるをもってなり。まず
源俊頼の『
散木弃歌集』を見て失望す。