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さんしつ
ふりがな文庫
“さんしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
蚕室
66.7%
三室
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蚕室
(逆引き)
それが
齢
(
よわい
)
五十に近い身で、この
辱
(
はずか
)
しめにあおうとは! 彼は、今自分が
蚕室
(
さんしつ
)
の中にいるということが夢のような気がした。夢だと思いたかった。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
其家は彼の家から石山氏の宅に往く中途で、小高い
堤
(
どて
)
を流るゝ
品川堀
(
しながわぼり
)
と云う玉川浄水の小さな
分派
(
わかれ
)
に沿うて居た。村会議員も勤むる
家
(
うち
)
で、会場は
蚕室
(
さんしつ
)
の階下であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
薄暗い
蚕室
(
さんしつ
)
の中で——
腐刑
(
ふけい
)
施術後当分の間は風に当たることを避けねばならぬので、中に火を
熾
(
おこ
)
して暖かに保った・密閉した暗室を作り、そこに施術後の受刑者を数日の間入れて、身体を養わせる。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
さんしつ(蚕室)の例文をもっと
(2作品)
見る
三室
(逆引き)
藤堂家でも他家と同じように、中臈は
三室
(
さんしつ
)
位に分たれた部屋に住んで、女
二人
(
ににん
)
を使った。食事は自弁であった。それに他家では年給三十両内外であるのに、藤堂家では九両であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
さんしつ(三室)の例文をもっと
(1作品)
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