“ごとうゆうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
新九郎は
焦心だした。来国俊の刀も折れろ、
後藤祐乗の
鍔も割れろとばかり、むッと
渾力を柄にあつめて最後の一押し。
「こりゃ
大したものだ。目貫の
獅子は
本金で、
鍔は
後藤祐乗の作らしい。ウーム……どうだい竹童さん、ものはひとつそうだんだが、その刀をおれに四、五日
貸してくれないか」
それから廿日正月までに、お
鞘の
塗から
柄糸を巻上げますのは間に合いますと、そこは酔っていても商売ゆえ、
後藤祐乘の作にて
縁頭に
赤銅斜子に金の二
疋のくるい獅子の一輪牡丹