“ごたいそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御大層66.7%
御大葬33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「帯屋七郎左衛門、なんだか御大層ごたいそうな家だ、おいらの泊る家じゃねえや」
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その御大層ごたいそうもない茶壺を、あの品川へ着いた夜の酒宴さかもりに、三島から狙ってきたこのおいらに、見ごとに盗みだされるたア、強いだけでのうのねえ田舎ざむれえ、よくもああ木偶でくの坊が揃ったもんだと
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それから約一カ月ほどちました。御大葬ごたいそうの夜私はいつもの通り書斎にすわって、相図あいず号砲ごうほうを聞きました。私にはそれが明治が永久に去った報知のごとく聞こえました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
九月十五日、御大葬ごたいそうの記事を見るべく新聞をひらくと、たちまち初号活字が眼を射た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)