“ごくい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
極意94.3%
極位5.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで数というものも、天地の間に、丁と半とこの二つだけに限ったもので、それを当てるのが即ちバクチの極意ごくいなんでございますねえ
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
薩摩さつま蝋蠋らふそくてら/\とひか色摺いろずり表紙べうし誤魔化ごまくわして手拭紙てふきがみにもならぬ厄介者やくかいもの売附うりつけるが斯道しだう極意ごくい当世たうせい文学者ぶんがくしや心意気こゝろいきぞかし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
久しからずして極位ごくいに達して停止に帰し、いたずらに稲荷いなり正一位しょういちいに名残を留めて弊害をさえ生じたが、これに伴のうて設けられた官知の特典と、社格の階段制とは
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
凡夫の初心より仏果の極位ごくいに至るまで、修行の方法や、得度とくどのすがた等をつぶさにのべ、これ等の方は皆義理も深く利益もすぐれているから、機法さえ相応すれば得脱は疑う処ではないが
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)