“ごうちょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強直50.0%
剛直50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柾木は彼女の手を取って、膝の上でもてあそびながら、じっとその顔に見入った。強直ごうちょくの来ぬ前であったから、手はくらげの様にぐにゃぐにゃしていて、その癖非常な重さだった。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そうして棒のように強直ごうちょくした全身に、生汗をビッショリと流したまま仰向あおむざまにスト——ンと、倒れそうになったので、吾知らず観念の眼を閉じた……と思ったが……又
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
家中は、以前にまさるほど、質素剛直ごうちょくになった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)