“こほん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コホン
語句割合
小本57.1%
虎賁28.6%
古本14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帛紗包ふくさづつみのなかに入つてゐるのは他でもない、小本こほんの『膝栗毛』の一冊で、この剽軽へうきんな喜劇俳優やくしやは、借金取に出会でくはすか、救世軍を見るかして、気が真面目にふさぎ出すと
古くより虎賁こほんなどいう武官職名もあり、虎符を用いた事もあるから件の牌には虎頭を鐫り付けたのだろう。
飛石のへりに日苔のしがみついた形、色の食い込みは紙魚しみのある一帖の古本こほんのように懐しいものである。
庭をつくる人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)