“こびん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小鬢88.1%
小壜7.9%
小瓶4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おめえと別れて、あれから切支丹屋敷の高塀を越え、中の様子をのでいていると、いきなりおれの小鬢こびんへ、石をぶつけたやつがある。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
引出しが一つ一つ、ヒョコヒョコ脱け出して飛行機の操縦のようなことをすると、中に入っていた洋紙ようしや薬品の小壜こびんなどが、花火のように空中に乱舞する。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
がかげる頃に彼れは居酒屋を出て反物屋たんものやによって華手はでなモスリンの端切はぎれを買った。またビールの小瓶こびんを三本と油糟あぶらかすとを馬車に積んだ。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)