“このほう”の漢字の書き方と例文
語句割合
此方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方このほうだと炭の棒の消費が少ない。その他炭の棒やホヤや附属器械のパテントを一々数え立てたら限りがない。
ランプのいろいろ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
と口をとんがらかしたも道理こそ。此方このほうづれのていは、と見ると、私が尻端折しりぱしょりで、下駄を持った。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
使を以て小栗に申出ずるよう江戸に浅田宗伯あさだそうはくという名医めいいありと聞く、ぜひその診察をいたしとの請求に、此方このほうにては仏公使が浅田の診察しんさつうは日本の名誉めいよなりとの考にて