“こつぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小坪71.4%
小壺28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに味方しました三浦大介の子ども三百余騎は、平家の側に立った畠山はたけやま勢五百余騎と由井ゆい小坪こつぼの浦で激戦を交えましたが、畠山勢が敗れ武蔵国へ退却しました。
日の西に入りてよりほどたり。箱根足柄あしがらの上を包むと見えし雲は黄金色こがねいろにそまりぬ。小坪こつぼうらに帰る漁船の、風落ちて陸近ければにや、を下ろし漕ぎゆくもあり。
たき火 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
忘れもせぬ去年こぞの初秋、右馬介どののお手引きで、小壺こつぼノ浦で、うれしい半夜を、二人だけで語りました。その折の約束を、藤夜叉はついぞ破ったことはございません。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ下は、小壺こつぼうらか。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)