“ここん”の漢字の書き方と例文
語句割合
古今100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「われわれ人間は、古今ここんを問はず、東西を問はず、架空かくうの幸福を得るために、みづから肉体を苦しめることを好むものである」と嘆息たんそくしてゐる。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
冷然として古今ここん帝王の権威を風馬牛ふうばぎゅうし得るものは自然のみであろう。自然の徳は高く塵界を超越して、対絶の平等観びょうどうかん無辺際むへんさいに樹立している。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
のちにうたはまにおいてその同じ桂の余木よぼくをもちいてらせられたのが、くだんの薬師やくし尊像そんぞうじゃとうけたまわっておる。ハイ、まことに古今ここん妙作みょうさく
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)