“げんしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
原書80.0%
元初20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己は或るばん、銀座の夜店の古本屋をあさって、シェエクスピアのオセロとハムレットの原書げんしょと文学藝術に関係のある日本文の古雑誌———早稲田文学わせだぶんがくだの文章世界ぶんしょうせかいだのと云うものを五六冊買って来た。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
原書げんしょといっても、じゅくにあるのは、物理学ぶつりがく医学いがくほんだけで、一つのしゅるいのものは一さつずつしかなく、ぜんぶで十さつばかりでした。
しかし『西遊記』の書かれたと推定されている宋末元初げんしょの頃から見ると、ずっとふるいものである。古来白骨人のおさむるしとうたわれた青海せいかいのほとりには、その頃丁度八戒などもいたのであろう。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)