“けまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
華鬘50.0%
花鬘37.5%
華縵12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天蓋てんがいの、華鬘けまんの、金襴きんらんの帯の、雲の幾流は、になびき、なびきて朱となり、褪紅たいこうとなり、灰銀かいぎんをさえまじえたやわらかな毛ばだちのかばとなり、また葡萄紫となった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
天蓋てんがいには、瓔珞ようらく羅網らもう花鬘けまん幢旛どうばん、仏殿旛等。
「玉かづら」は日蔭蔓ひかげかずらを髪にかけて飾るよりカケにかけ、カゲに懸けた枕詞とした。山田博士は葬儀の時の華縵けまんとして単純な枕詞にしない説を立てた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)