“けはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踢払50.0%
蹴払50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮は猶脱なほのがるるほどに、帯はたちまけてあしまとふを、右に左に踢払けはらひつつ、つまづきては進み、行きてはよろめき、彼もはや力はきたりと見えながら、如何いかん、其処そこに伏してまた起きざる時
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そして朝露あさつゆをポクポクと馬の草鞋わらじ蹴払けはらって、笠をかぶった一人の若い馬子まごが平気でこの丸山台を通り抜けようとしております。大方、江戸を夜前やぜんに出て近在へ帰る百姓でありましょう。