“けつみゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
血脈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵法へいほうにいわく、天水てんすい危城きじょうたもつべし、工水こうすい名城めいじょうも保つべからず。——人体じんたい血脈けつみゃくともみるべき大事な一じょうの水を、掛樋でよばんなどとは築城ちくじょう逆法ぎゃくほう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……彼はただ、わたしをちょいとからかおうと思っただけのことだろうが、その一言一句は猛烈もうれつな毒となって、わたしの血脈けつみゃくという血脈を走り回った。血がどっとばかり、頭へしよせた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
樹木じゅもくるときは、しろ血脈けつみゃくたる水の手に水がれのおそれがあろう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)