“ぐんり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軍吏60.0%
郡吏40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍吏ぐんり徐彦成じょげんせいは材木を買うのを一つの商売にしていまして、丁亥ていがいの年、しん州の汭口場ぜいこうじょうへ材木を買いに行きましたが、思うような買物が見当らないので、暫くそこにふながかりをしていると
それでも、ほこを失ったものは車輻しゃふくってこれを持ち、軍吏ぐんり尺刀せきとうを手にして防戦した。谷は奥へ進むに従っていよいよせまくなる。胡卒こそつは諸所のがけの上から大石を投下しはじめた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「状を廻せ。いいか、叔父共へも。そのほか、父の旧知、もとの郎党、社寺の僧や神禰宜かんねぎ郡吏ぐんりの誰彼へも」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、いったというので、居あわせた郡吏ぐんり庄屋しょうやは、ひどくまごついた顔をしたということである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)