“くわしく”の漢字の書き方と例文
語句割合
委敷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくして黄金丸は、鷲郎に打向ひて、今日朱目がもとにて聞きし事ども委敷くわしく語り、「かかる良計ある上は、すみやかに彼の聴水を、おびいだしてとらえんず」ト、いへば鷲郎もうち点頭うなず
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
横井の一条御書載これ有り候故、由来を委敷くわしくしるし申し候。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
... 宿願の仔細しさいは怎麼にぞや」ト、問ふに黄金丸は四辺あたりを見かへり、「さらば委敷くわしく語りはべらん……」とて、父が非業の死を遂げし事、わが身は牛に養はれし事、それより虎と狐を仇敵かたきとねらひ
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)