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くろしぶ
ふりがな文庫
“くろしぶ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
黒渋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒渋
(逆引き)
全山
(
ぜんざん
)
を
城地
(
じょうち
)
と見なし、十七
町
(
ちょう
)
を
外郭
(
そとぐるわ
)
とし、
龍眼
(
りゅうがん
)
の地に
本丸
(
ほんまる
)
をきずき、
虎口
(
ここう
)
に八門、
懸崖
(
けんがい
)
に
雁木坂
(
がんぎざか
)
、五
行
(
ぎょう
)
の
柱
(
はしら
)
は
樹林
(
じゅりん
)
にてつつみ、
城望
(
じょうぼう
)
のやぐらは
黒渋
(
くろしぶ
)
にて
塗
(
ぬ
)
りかくし
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
薄野
(
すすきの
)
遊廓の一隅に来てしまったことを柿江は
覚
(
さと
)
った。そこには一丈もありそうな
棒矢来
(
ぼうやらい
)
の塀と、昔風に
黒渋
(
くろしぶ
)
で
塗
(
ぬ
)
られた火の見
櫓
(
やぐら
)
があった。柿江はまた思わず自分の顔が
火照
(
ほて
)
るのを痛々しく感じた。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
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