“くりからもんもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
倶利迦羅紋々27.3%
倶利伽羅紋々27.3%
倶梨伽羅紋々27.3%
倶利加羅紋紋9.1%
倶梨迦羅紋紋9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葛西かさいから婿に来る前は、大神楽だいかぐらの一座にいたそうで、道化は天稟の名人、潮吹ひょっとこの面を冠って、倶利迦羅紋々くりからもんもんの素肌を自慢の勇みの間に交り、二つの扇を持って
そして、ムリに引きずりだしてみると、これはただ、弦之丞とおぼしい衣類を、頭の上からかぶせられた倶利伽羅紋々くりからもんもんの死骸——すなわち仲間ちゅうげんの宅助だった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日残っている倶梨伽羅紋々くりからもんもんという言葉は、三代目中村歌右衛門が江戸に下って、両腕一パイに文身を描いて、倶梨伽羅太郎を演じてから起ったことだと言われております。
日本の倶利加羅紋紋くりからもんもんとはちょっと気分がちがっている。しかしそうアラスカ馴染をたくさん作るのも考えものなので、「素晴しい土地ですね、大いに気に入りました」
アラスカ通信 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
ぢき裏の路地の奥に蓬莱豆をこしらへる家があつて倶梨迦羅紋紋くりからもんもんの男たちが犢鼻褌ふんどしひとつの向ふ鉢巻で唄をうたひながら豆を煎つてたが、そこは鬼みたいな男たちが怖いのと
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)