“くまの”の漢字の書き方と例文
語句割合
熊野100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オケヂャもしくはウケヂャという食物は、日本海側では越後えちご出雲いずも、太平洋側では紀州の熊野くまの備中びっちゅうあたりにも分布している。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
峠のものは熊野くまの大権現だいごんげんに、荒町のものは愛宕山あたごやまに、いずれも百八の松明たいまつをとぼして、思い思いの祈願をこめる。宿内では二組に分かれてのお日待ひまちも始まる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そうすると、そこへ熊野くまの高倉下たかくらじという者が、一ふりの太刀たちを持って出て来まして、たおれておいでになる伊波礼毘古命いわれひこのみことに、その太刀をさしだしました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)