“くによし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
国芳66.7%
国吉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国芳くによしらの画家に至つてはそれらの画題はたちまち平凡となり最初春章の門人春英しゅんえいの作中に見たる幽霊の図の如きも文政ぶんせい天保てんぽうの画家にあつては実に残虐を
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
容斎ようさい嵩谷すうこく雪旦せったん文晁ぶんちょう国芳くによしあたりまでがくつわを並べているというわけだから、その間に挟まって、まさるとも劣るところなき名乗りを揚げようというのは骨だ
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
泰文には文雄、国吉くによし泰博やすひろ、光麻呂の四人の息子と、葛木、花世という二人の娘があるわけだったが、頸居くびすえ(七夜)の祝儀に立合っただけで、どの子もみな朝霞のいる別棟の寮へ追いやってしまった。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)