“頸居”の読み方と例文
読み方割合
くびすえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泰文には、文雄、国吉くによし泰博やすひろ、光麻呂の四人の息子と、葛木、花世という二人の娘があったが、頸居くびすえというお七夜の祝儀に立合っただけで、それぞれ奥の離屋へ捨ててしまった。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
泰文には文雄、国吉くによし泰博やすひろ、光麻呂の四人の息子と、葛木、花世という二人の娘があるわけだったが、頸居くびすえ(七夜)の祝儀に立合っただけで、どの子もみな朝霞のいる別棟の寮へ追いやってしまった。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)