“国吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くによし75.0%
くにきち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泰文には、文雄、国吉くによし泰博やすひろ、光麻呂の四人の息子と、葛木、花世という二人の娘があったが、頸居くびすえというお七夜の祝儀に立合っただけで、それぞれ奥の離屋へ捨ててしまった。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
小六が泉州せんしゅうさかいからひそかに呼びよせた、鉄砲鍛冶の国吉くによしが、弟子と共に、仕事していた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さわが十三になった年、国吉くにきちが下男に来た。国吉は十五歳で、よく働く少年だったし、二年のち、二人は愛し合うようになった。
榎物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)