“きょうきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
供給50.0%
匡救50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実は会社は世の有為ゆういなる青年に向かって入ってくれと頼むようにも思われる、いわゆる需要じゅよう供給きょうきゅうとの相互に応じ合ったことである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
経済学者に言わすれば、これ需要じゅよう供給きょうきゅうの然らしむるところと、大雑把おおざっぱに一言で解決するであろうが、これを個人々々の場合に当てめると、人の問題は死んだ物件ぶっけんの需要供給とは大いにちがう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
さい岡西氏とくうとんじたなどもこれがためである。さいわいに父に匡救きょうきゅうせられて悔い改むることを得た。平井東堂ひらいとうどうは学あり識ある傑物である。然るにその父は用人たることを得て、おのれは用人たることを得ない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)