“きゃっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脚下90.9%
却下9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっさいの建設は個々人が脚下きゃっか照顧しょうこしつつ、一隅いちぐうを照らす努力をはらうことによってのみ可能であることを力説し、最後にそれを青年団と政治の問題に結びつけた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
英雄は古来センティメンタリズムを脚下きゃっか蹂躙じゅうりんする怪物である。金将軍はたちまち桂月香を殺し、腹の中の子供を引ずり出した。残月の光りに照らされた子供はまだ模糊もことした血塊けっかいだった。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しゃ二、その日は彼をなだめて引き取らせた。つまり早や訴訟そしょう却下きゃっかの形である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)