“きちじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吉次60.0%
吉事30.0%
吉治10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅商人たびあきゅうどが、堀井弥太では、おかしかろう。——一年に一度ずつ京都みやこ顧客とくい廻りに来る、奥州者の砂金売かねう吉次きちじとは、実は、この弥太の、ふたつ名前だ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも、このたびのことは、後醍醐のきみの、御意ぎょいのままに出たことで、以後の責任はわれらにはない。一に自然のうんであり御落去ごらっきょであり、憂いは憂いだが、また、吉事きちじともいえるだろう
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(縁側へ出て)吉治きちじ! 吉治はおらんのか。
屋上の狂人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)