吉事きちじ)” の例文
中「存外御無沙汰今日こんにちは思いも掛けない吉事きちじで、早く知らせようと思って、重野しげの叔父おじことほか悦んで居りました」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかも、このたびのことは、後醍醐のきみの、御意ぎょいのままに出たことで、以後の責任はわれらにはない。一に自然のうんであり御落去ごらっきょであり、憂いは憂いだが、また、吉事きちじともいえるだろう
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吉事きちじですか」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)