“きだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奇談66.7%
奇譚22.2%
綺譚11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五十万ママを以て三隻の水雷船すいらいせんを造り、以て敵をみなごろしにすべしなど真に一じょう戯言ぎげんたれども、いずれの時代にもかくのごとき奇談きだんは珍らしからず。
「そうそう人売りの話しをやっていたんだっけ。実はこの伊勢源についてもすこぶる奇譚きだんがあるんだが、それは割愛かつあいして今日は人売りだけにしておこう」「人売りもついでにやめるがいい」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
長いトンネルの中で、轢死人の怨霊おんりょうに出逢った話、そのほか数え切れない程の、物凄い鉄道綺譚きだんを貯えていた。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)