“きかいじま”の漢字の書き方と例文
語句割合
喜界島100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喜界島きかいじまなどの或る村では、壬戌じんじゅつの日をもってそのいわゆるホウスを祭り、仲一日なかいちにちを置いて翌々日の甲子をもってドンガの日としている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
花売とはいうけれども門松かどまつ年木としぎ、または尋常のまき枯枝かれえだもあり、或いはぬれた松明たいまつとか、根無しつるという植物とかっている例も喜界島きかいじまにはある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これとだいたい同じ話が、奄美大島のとなりの喜界島きかいじまという島にもあった。ただしここでは啄木鳥の代りに、いっぽうを魚狗かわせみだったといっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ただ幸いなことには岩倉市郎君の努力によって、彼の故郷の喜界島きかいじま沖永良部島おきのえらぶじまとの昔話集が世に残り、奄美大島あまみおおしまの村々の昔話も、一部分だけは保存することができて
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
フワイ 喜界島きかいじまでは今でも芋田があって田芋を作っている。芋餅は五月五日の定まった食物にもなっているが、別にその茎を食料にすることも栽培の一つの目的であるらしい。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)