“がいしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
鎧袖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怒潮四千の軍馬に揉み込まれては、文字どおり鎧袖(がいしゅう)の一触(いっしょく)で、敢然、孤槍を揮(ふる)って立ち向う兵は、忽ち、泥地(でいち)の血漿(けっしょう)と化し、多くは四散して、次の防塁に拠(よ)ろうとした。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、ここにこれだけの軍勢はあり、何の鎧袖(がいしゅう)一触(しょく)と、一気に蹴ちらして押し通るのも武門の快。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この裏道(うらみち)をくるのにも、とちゅう、一、二ヵ所(しょ)の山関(やまぜき)があったが、小人数(こにんずう)の関守(せきも)りや、徳川家(とくがわけ)の名もない小役人などは、この一行(こう)のまえには、鎧袖(がいしゅう)一触(しょく)の価(あたい)すらもない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)