“かんぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寛保20.0%
寛歩20.0%
甘浦20.0%
緩歩20.0%
閑歩20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本へ昔寛保かんぽ年中に中国から渡って植えてある檉柳テイリュウ、すなわちギョリュウ(御柳の意)は、タッタ一種のみで他の種類は絶対にない。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
近藤君は、身の丈一間になんなんとする大男、これでも日本人は小さいって云う気かって顔をして、大股に、寛歩かんぽをはこぶ有様が、そばについてるだけでも気が強い。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
……そのほか四五月頃の巨文島きょぶんとう、五、六、七月頃の巨済島きょさいとう入佐村いりさむら、九、十、十一月の釜山、方魚津ほうぎょしん甘浦かんぽ、九龍浦、浦項、元山げんざん方面へ行って御覧なさい。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼は——そう云い終ると、きびすをめぐらし、緩歩かんぽして、南面した。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明るい花にうずめられた谷もあって、それからずっと岸の方は平らに開けて、酒楼しゅろうの綺麗なのも幾戸いくこかあり、士女老幼、騎馬の人、閑歩かんぽの人、生計にいそしんでいる負販ふはんの人
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)