“かりた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苅田54.5%
刈田27.3%
狩立9.1%
猟立9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、うめいて、のけぞって、体が崩れて、そのまま、苅田かりたあぜの中に、溜り水をねかして倒れてゆく侍——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
一方が広々とした刈田かりたとの境に、垣根もあったらしいが、竹も塀もこわれごわれで、朽ちたくいばかり一本、せめて案山子かかしにでも化けたそうに灰色に残って、尾花が、ぼうと消えそうに
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
同時に、町々は浪人の狩立かりたて、江戸表では長沢町の山県大弐やまがただいに、一昨夜南町奉行所の捕手にからめられて、一味のこらず、揚屋入あがりやいりとあいなった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
捕手いぬどもとうとう猟立かりたてに来やがったな! ようし!」
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)