“苅田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かりた85.7%
かった14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広大な庭を持った白堊はくあの洋館には、長年の痛風症に悩む老子爵と、十八になる孫娘の志津子、それに執事の苅田かりた平吉と三名の召使めしつかいが住んでいた。
海浜荘の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
と、うめいて、のけぞって、体が崩れて、そのまま、苅田かりたあぜの中に、溜り水をねかして倒れてゆく侍——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
大森辺から北は大崎領まで政宗領である。北へ北へと道順に云えば伊達郡、苅田かった郡、柴田郡、名取郡、宮城郡、黒川郡であって、黒川郡から先が一揆叛乱地はんらんちになって居るのである。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)