“かなやまほり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉱山掘夫50.0%
金鉱山掘夫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぜひなく観念かんねんした鉱山掘夫かなやまほりは、伊部熊蔵いのべくまぞう指揮しきのもとに小太郎山こたろうざんの東のふもと、木や草をわけて八方へらかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかり、鉱山掘夫かなやまほり六十人、その時、野呂川のろがわながれに沿って、上流かみへ上流へと足なみをそろえていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つう間道かんどうをさまよって、小太郎山こたろうざんのふもとへぎゃくもどりをして、ウロウロしていた伊部熊蔵いのべくまぞう小頭こがしら雁六がんろくそのほかの鉱山掘夫かなやまほりをつれて、地脈ちみゃくをさぐり方向をあんじて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、びっくりしてふりかえったのは、べつなことでぼうとしていた金鉱山掘夫かなやまほりや熊蔵たち。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かの、小太郎山こたろうざん間道かんどうへかかって、首尾しゅびよく築城ちくじょう迷道めいどうをさまよい、もとのところへいもどった伊部熊蔵いのべくまぞう雁六がんろく、ほか六十人の金鉱山掘夫かなやまほりが、ぼんやりくたびれもうけをしていた時分なのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)