“かいもど”の漢字の書き方と例文
語句割合
買戻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私が学校でる教科書が買えなかったので、親仁おやじ思切おもいきって、阿母おふくろ記念かたみの錦絵を、古本屋に売ったのを、平さんが買戻かいもどして、しまっといてくれた。その絵の事だよ。」
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
で、この平さんが、古本屋の店へ居直って、そして買戻かいもどしてくれた錦絵にしきえである。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
本屋じゃ幾干いくらに買うか知れないけれど、差当さしあたり、その物理書というのを求めなさる、ね、それだけ此処ここにあればわけだ、と先ず言ったわけだ。先方さき買直かいねがぎりぎりのところなら買戻かいもどすとする。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)