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かいど
ふりがな文庫
“かいど”の漢字の書き方と例文
語句
割合
掻取
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掻取
(逆引き)
帯なし、
掻取
(
かいど
)
り気味に
褄
(
つま
)
を合せて、胸で引抱えた手に、
濡手拭
(
ぬれてぬぐい
)
を提げていた。二間を仕切った敷居際に来て、また
莞爾
(
にっこり
)
すると、……
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それが今では見る通りのありさまで、国吉ももはや手はかからず、お小夜は家の事何もかも身に
掻取
(
かいど
)
って病母に少しも苦労などさせない。
新万葉物語
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
と例の
被
(
かずき
)
を
取除
(
とりの
)
くれば、この人形は左の手にて
小褄
(
こづま
)
を
掻取
(
かいど
)
り、右の手を上へ差伸べて被を支うるものにして、上げたる手にて
飜
(
ひるがえ
)
る、
綾羅
(
りょうら
)
の袖の
八口
(
やつくち
)
と、〆めたる
錦
(
にしき
)
の帯との間に
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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