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おぼろづきよ
ふりがな文庫
“おぼろづきよ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
朧月夜
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朧月夜
(逆引き)
「波さえ音もなき
朧月夜
(
おぼろづきよ
)
に、ふと影がさしたと思えばいつの
間
(
ま
)
にか動き出す。長く
連
(
つら
)
なる廻廊を飛ぶにもあらず、踏むにもあらず、ただ影のままにて動く」
一夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
欲
(
ほし
)
いのは——もしか出来たら——
偐紫
(
にせむらさき
)
の
源氏雛
(
げんじびな
)
、姿も
国貞
(
くにさだ
)
の
錦絵
(
にしきえ
)
ぐらいな、
花桐
(
はなぎり
)
を第一に、
藤
(
ふじ
)
の
方
(
かた
)
、紫、
黄昏
(
たそがれ
)
、
桂木
(
かつらぎ
)
、桂木は人も知った
朧月夜
(
おぼろづきよ
)
の事である。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
誂
(
あつら
)
へたやうな銀鼠色の
朧月夜
(
おぼろづきよ
)
、春の
靄
(
もや
)
に蒸された梅が匂つて、飮み過ぎた頭の
芯
(
しん
)
が痛むやうな中を、なんの心もなくそゞろ歩いて居ると、道は不意に盡きて
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
おぼろづきよ(朧月夜)の例文をもっと
(28作品)
見る
“おぼろづきよ”の意味
《名詞》
おぼろづきよ【朧月夜】
朧月の夜。朧夜。おぼろづくよ。
朧月。
(出典:Wiktionary)